過去ログ - 一夏「ラウラを無視したらどうなるか?」
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[saga]
2013/12/04(水) 02:59:20.04 ID:MTwnvuo80
ラウラ「クラリッサ…クラリッサ……」グスグス
シャル「…仲間のために涙を流してあげるんだ…やっぱり優しいね〜ラウラは」
ラウラ「なんだと!?き、貴様…」ブルブルブル
シャル「……本当、お母さんによく似てるよ…」
ラウラ「なに?」
シャル「……少し昔話をしてあげるよ」
シャル「昔々あるところに母と娘の二人で暮らしている家庭がありました」
シャル「その家庭の父親は生きているのですが、家には帰ってきません」
シャル「なぜかと言うとその母は父親の妾だったからです」
ラウラ「………」
シャル「妾である母は父親の一族からは疎まれ、蔑まれ、偏狭の地で暮らすしかなかったのです」
シャル「当然父親からの金銭的な援助もありませんでしたが、それでも母と娘は、貧しいながらも慎ましく暮らしていました」
シャル「あるときその父親は、自身が行っている事業のため人体実験を行う必要がありました」
シャル「ですが人体実験など法律では認められておらず、その事業は難色を示しておりました」
シャル「犯罪者を使うことも考えましたが、その実験には珍しい血液の持ち主でしか成功の確率がなかったのです」
シャル「あるとき、母は娘にこういいました」
シャル「「今まで貧しい思いをさせてごめんなさい…今日からお腹いっぱいご飯が食べられるからね」…と」
ラウラ「………」
シャル「娘は当時言葉の意味もわからず、ただご飯が食べられることによろこんでいました、それほど貧しい家庭だったのです」
シャル「ですが、次の日から母が忽然と姿を消したのです。当然おいしいご飯どころじゃなく、娘は1週間なにも食べられず、餓死寸前でした」
シャル「それでも娘は母が帰ってくることを信じて待ち続けました…もうご飯をお腹いっぱい食べることよりも、なにより母にもう一度会いたいと強く願っていたからです」
シャル「そして時間がたち、娘の意識が薄れていく中、たまたま近所を見回っていた人がその娘を発見し、なんとか一命をとりとめましたが、娘は施設へと入れられることとなりました」
シャル「それから…施設に入った娘は母親とは会えなくなりました。でもいつか会えると信じて待ち続けることを決めたのです」
シャル「最近まではね…」
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