過去ログ - 球磨川『親?もちろんいるよ』
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/02(月) 22:42:36.93 ID:ndF47Jak0

パッ

忍野扇「……ついに縄を消しましたか」

球磨川『世界中のこの素材で出来た何かを無かったことにした』
『ごめんね』『なにかわからなかったから素材自体無いことにしたよ』

忍野扇「構いませんよ、どうせ米軍くらいしか使ってませんから。
あなたが強攻策で来るなら僕も本来の力を出しますね、先輩」

球磨川『……あれー』『扇ちゃんってかわいい少女のはずだったのに何も無いうず?竜巻?みたいなのになった?』『これはなんだろう、暗闇?』

暗闇「えぇ、これが僕の姿。僕こそ何も無い全く何も無い存在なんです。
僕が触れたものは全て消える。
どこにもいきませんよ、ただ無くなるだけです
先輩、痛くありませんから是非飛び込んで下さい、このまま動くの疲れるんですよね」

球磨川『なるほど』『お互い無かったことにできるわけだ』
『僕らはバランサーとか均衡とか難しいことを抜きにしてただの同族嫌悪な訳だったんだね』
『いいよ』『飛び込んであげるよ』『仮にも美少女の頼みなら断る理由は全て無かったことになる』

パッ

暗闇「………馬鹿な先輩」

忍野扇「僕は最初から無かったことになっているんだから無かったことになんかならないのに」

忍野扇「………」

忍野扇「僕のバランサーとしての役目が無かったことになってる……?」

忍野扇「………」

忍野扇「バランサーとしての役目の無い僕がここにこうやって立ってるってことは僕はただの少女として生きてる、つまり僕は無き者でなくなった……」

忍野扇「最期に無かったものをそこに有るものにするなんて」

忍野扇「あなたの勝ちです、先輩」


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