145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/04(水) 21:18:06.51 ID:3jw/gLCy0
「今なら問答無用で消し飛ばすんやけどな〜。フフッ、あの頃はウチも若かったわ。」
そう言って中学時代の思い出話を締めくくったＴさん
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った
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2013/12/04(水) 21:21:46.58 ID:3jw/gLCy0
一人暮らしをしている高校生の女がいた。
彼女が住んでいるのはごく普通のアパートだが、たまにおかしなことが起こった。
学校から帰ってくるとカーテンの形やゴミ箱の位置などが微妙に変わっている気がするのだ。
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2013/12/04(水) 21:24:25.57 ID:3jw/gLCy0
彼女が「もしかして…ストーカーかな？警察に言うのが一番良いと思うけど…
警察は実際に被害が無いと動いてくれないって聞くしなぁ…どうしよ……。」
と困っていると、友人は
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2013/12/04(水) 21:25:21.99 ID:3jw/gLCy0
やはり持つべきは友！これは良い案だ！と思った彼女は早速次の日の朝、
部屋にビデオカメラを設置して録画状態のまま学校へ行った。
学校から帰ってきた彼女は焦った、久々に部屋に違和感がある、
149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/04(水) 21:28:04.06 ID:3jw/gLCy0
しばらくは何も写らなかった。
しかし夕方になると、知らない女が包丁を持って部屋に入ってきたのだ。
150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/04(水) 21:28:30.24 ID:3jw/gLCy0
「ゴミ箱漁ってるよぉ…」「今度は服の匂い嗅いでる…」
今までコイツは何回も来ていたのかと思うと、彼女は背筋が凍る思いだった。
「これで警察も動いてくれるなぁ」と少しホッとしてると、画面の中の女は押入れに入った。
151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/04(水) 21:29:50.41 ID:3jw/gLCy0
彼女は言葉を詰まらせた。
部屋に入って来たのは自分だった。
そしてビデオの中の自分はカメラに近付き録画を止める、そこでビデオは終わっていた。
152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/04(水) 21:31:09.10 ID:3jw/gLCy0
破ぁぁ！！！ウチは押入れに向かい念を込めた。
しばらく押入れではどたばたもがいていた様だったがすぐに静かになった。
わざわざビデオに取らなきゃ見つけられないなんてウチもまだまだ未熟やな……
153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/04(水) 21:35:20.85 ID:3jw/gLCy0
【7:46】メリーさんからの着信で起床。「家の前にいる」等と言うてる。
「破ぁ！！」下等霊が。
【8:02】朝食で使った油の容器にゴキブリが入っとった。気にせず捨てた。今まで気づかんかった事に腹が立つ。
【8:36】通学。ダルい。家を出るときに電話が鳴る。
「破ぁー！」電話が粉微塵や。
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/04(水) 21:35:54.05 ID:3jw/gLCy0
こんな毎日やな、となんでもなく話すＴさんを見て
寺生まれってやっぱすごいと私は思った。
155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/04(水) 21:38:25.92 ID:3jw/gLCy0
何だろ...あれ。
遠くからだからよく分からないけど、人ぐらいの大きさの白い物体が、くねくねと動いている。
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