過去ログ - 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第23位【アラフォーマーズ】
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◆rVyvhOy5r192
[saga]
2013/12/14(土) 00:56:38.81 ID:je1sod0Oo
京太郎「あ、あわ、あわ、あわ、あわわ」
姫子「泡風呂?」
京太郎「違います! あ、淡……あのな、その」
肩に伸ばそうとした手が――
淡「うっさい! 触んな!」
――払いのけられた。
そこまではいい。よしとしよう。
しかし、何の因果か――払いのける際にわずかに曲がったその手首が、京太郎の腕を絡め取った。
逃れようと捻られた体。その回転に、京太郎が合わせられる。
京太郎の手を、潜って躱そうとしていたのであろう。淡の重心は落ちた。落ちていた。
回る勢いのまま、その身軽さで、最小の半径を描いて――伴われた肘。
逃げ出そうと、力が込められた足。落ちたはずの重心と噛み合って、地を叱りと踏みつける。
泳いだ身体。無防備な腹部。崩れた体。浮いた重心。
そこへ――目掛けて。
いかなる因果か。何の偶然か。どんな奇跡か。
大星淡の肘が、突き立って――。
京太郎「――――っ」
――発勁。
姫子「あ」
淡「え」
京太郎「――ぁ、っ」
須賀京太郎の身体を、弾き飛ばした。
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