過去ログ - 千早「オシロイバナ」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:06:38.35 ID:7uDsyhBso
面へ出さないように正にも負にも激しく荒れる感情を嚥下し、制御して平静を保つことは、暴れ馬にしがみついて必死に宥めているようだった。

限界だった。力がもうない。手綱を握るのでさえ気力頼みで、その気力もふと抜けてしまいそうになる。そうなれば、わたしの感情は行動や態度に簡単に出て、私の気持ちも周囲に見えるようになるだろう。

臆病な私には、それが何よりも嫌だった。恐怖もそうだ。不安もそうだ。それらが未だに私をきつく縛っていたのだ。だから、痩躯になっても恋を明かすことが出来なかった。

明かせないならば、終わらせてしまえば良いと考えた。この恋に、私の初恋に終止符を与えてあげようと。彼女に嫌われて、それで恋なんて消してしまおうと


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