8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/12/02(月) 23:08:03.28 ID:7uDsyhBso
だから、私は彼女の優しさを利用した。
あずささんの部屋の前で、さも傷付き弱り果てたふうにしゃがんで彼女を待った。そうすれば、彼女が家にあげてくれると分かっていたから。
私は彼女の優しさに付け込んだ。
彼女が何を尋ねてきても答えず、ただ一言「一緒に居たいです」と言った。困った笑みを浮かべても、それでも彼女は許してくれると知っていたから。無理に聞き出すより、話してくれるのを待つ人だと知っていたから。
彼女の優しさを裏切った。
自分が眠るまで優しく私を撫で続けてくれた手を縛りあげ、抵抗出来ない彼女の唇と純潔を奪った。もっとも、縛らなくとも彼女は抵抗しなかったろう。私が傷付くことにこんな時でも躊躇う人だから。縛ったのは、私が肉欲のままに犯すことを示すため。愛なんて無いんだと、そう誤解して欲しかったから。
好きな人にあげるつもりだったファーストキスを奪い、結婚する人にあげるつもりだった純潔を散らした。
あずささんは傷付いただろう。ショックを受けただろう。私を嫌いになってくれただろう。
これで良いんだと、零れそうになる涙を必死に隠しながら、何度も何度も乱暴に抱いて疲れ果てた私は、最後に腕を縛る紐を外すと彼女に覆い重なるようにして倒れた。
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