過去ログ - 翔太郎「フィリップがいなくなって一週間か……」
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10: ◆NrFF2h.q26[sage]
2013/12/03(火) 14:43:31.99 ID:3Pym8JbNO

事務所のソファの上でくつろぐミックの床に、餌を入れた皿を置いてやると、ぐるぐると低く唸りながらミックがゆっくり降りてきた。
皿に鼻を寄せて匂いを嗅ぎ、品定めをするように一口頬張ると、暫く口を動かす。
しかも心なしか俺を睨みながら。
腹が減っていたのだろうから、これでまずかったら相当のご立腹になるのは間違いない。


翔太郎「あのーミックさん、お味はどうでしょうか……?」


恐る恐る尋ねると、ミックはやがて独特のしゃがれた鳴き声を出し、また餌を口に含んだ。
どうやらお気に召したようだ。

また出費がかさむな……。

およそハードボイルドからかけ離れた悩みに溜め息を吐きながら、真里奈からの手紙を思い出していた。


仮面ライダーの正体を探る謎の男。
男が本当に記者だとして、もし俺の正体がバレて記事にでもなったら、こうやって探偵なんてやってられなくなるかもしれない。


それに何より、フィリップの事まで調べられるとまずいことになる。
死んだ筈の園咲家の長男が、実は蘇っていてガイアメモリの開発に携わっていた、なんて事で騒がれたくはない。
この街のために、そして家族のために戦い、消えていったアイツは、俺の相棒で鳴海探偵事務所の探偵の一人、その肩書きだけでいい。


どうにかして謎の男を追わなくては。
あの男は、確か過去のガイアメモリ犯罪の事件の関係者をあたっている、と真里奈の手紙にはあった。


そう言えば最近、近くの公園であいつがいたっけ……。
もしかしたら謎の男と接触しているかもしれない。
思い当たった俺は早速公園に出向くことにした。





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