過去ログ - P「貴音は笑った。完璧なまでに」
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16:濃茶
2013/12/05(木) 18:35:51.90 ID:crZ4goI90
貴音「だから私は、今年の春から動き始めました」
貴音「『貴音』にも、事務所の誰にも、もちろんプロデューサーにもバレないように」
貴音「私が仕事の時間に出て行きました」
P「えっ……?」
貴音「やはり気づいていませんでしたか。良かった……私はここまで完全で居られたんですね」
P「どういうことだ? 去年から今年まで、貴音のダンスやボーカルなんかに大きな変化は……」
貴音「先程はプレイ動画等と喩えましたが、実際のところ動いているのは私の体です。体は簡単についていきました」
貴音「だから周りを欺くのは簡単な話でした。事実、プロデューサーも気づいていなかった」
P「……」
貴音「問題はもう一人の貴音。彼女は私のことを認識していますから、彼女が表に出ていこうとしているのに私が出ていけば気づかれます」
貴音「だから私は彼女を『殺した』。いえ、まだ『殺している』と言ったほうが正しいですね」
P「殺した? 何を言って――」
貴音「もう一人の貴音の人格を徐々に破壊しているんです。覚えがありませんか? 例えば、普段はしないような行動をしたり」
P「……! 昨日の……」
貴音「朝遅れたのも、私から『貴音』に切り替わるのが遅れたからです」
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