過去ログ - P「貴音は笑った。完璧なまでに」
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35:濃茶[saga]
2013/12/06(金) 20:33:21.30 ID:k7lZRgcj0
社長「え〜、私の話はこれで以上だが、四条くんから皆に、話があるそうだ」

真「話?」

雪歩「なんだろう……?」

P「……」

貴音「……」カタカタ

P(震えてる……そりゃあそうだろう。どんなに強く決意したって、二年近く隠してたことを告白するんだ)

貴音「……」カタカタ…

貴音「……」コクン

P「? 貴音?」

貴音「……」スタスタ

社長「さあ、前に」

貴音「はい」

P(あれは……アイドルの方の貴音か?)

貴音「私は、皆に伝えなければいけないことがあります」

貴音「私はアイドルとして、また事務所の仲間として、あなた方と親しい距離で接してきました」

響「……」

貴音「ですが、隠していたことがあります。これは、私のけじめの為に、誠心誠意、包み隠さず伝えなければいけません」

P(……違う! あれは、元の貴音だ)

貴音「……」スゥ、ハァ

貴音「私は、ずっと皆に対して演技をして接していました。どんなに親しくなっても、私は仮面を外せずにいました」

――貴音は事務所の仲間たちに向けて、全ての真実を話した。今までずっと演技を続けてきたこと。去年から自分が二重人格になっていたこと。一時はもう一人の自分を殺そうとしていたこと。そして、アイドルとしての四条貴音だけでなく、自分も事務所の一員で居たいということ。

貴音「……」




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