過去ログ - 苗木「幸運なんかじゃ、ない・・・」
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191:超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA[saga]
2013/12/31(火) 23:45:46.28 ID:BARCc9zn0
モノクマ「いやあ、ゴメンナサイね巻き込んじゃって、でも演出だから」
苗木「・・・・・そう」
モノクマ「いやあどーよアレ!アトミックボムをイメージしたんだけどさ、良くないかい?」
苗木「・・・・・そう」
モノクマ「まーまー、それにしても流石は超高校級の幸運ですねぇ!見事!生き残るとは!」
苗木「・・・・・そう」
モノクマ「舞園さやかの自己犠牲を誰も考えないなんて、間抜けだとも思うけどね!」
苗木「・・・・・昨日、桑田君を見かけた時」
苗木「妙だと思って舞園さんの様子を見に行った」
苗木「夜時間なのに部屋の中に見かけないから、シャワールームを覗いてみた」
苗木「すると、死にかけの舞園さんがいた」
苗木「舞園さんは、ボクに頼んだ」
――――――――――――――――――――――――――――――――
なえ・・・ぎくん・・・このまま、私を
・・・その手で・・・私を殺して下さい・・・・・!
――――――――――――――――――――――――――――――――
苗木「・・・・・断った、断ったんだボクは」
モノクマ「うっぷっぷ!でもさぁ、舞園さんが隠してた刃物?あれ取り上げようとして殺しちゃうとか!」
苗木「・・・・・ずっと、ポケットに入れてたんだけどね。気づかれなかった」
モノクマ「霧切さんも馬鹿ですよねぇ、苗木君を信じすぎといいますか」
苗木「・・・・・モノクマ」
モノクマ「お、やっと呼んでくれましたか苗木君、なんでしょうか」
苗木「ボクは、皆を犠牲にして脱出するんだよね?」
モノクマ「まあ、そういう捉え方もできますね」
苗木「・・・昔からなんだ。こういうの」
苗木「周りがどうなろうとも、ボクは生きてる」
苗木「信じられるかい?横転したトラックに潰された車の中にいて、無傷って」
モノクマ「そりゃすごい!幸運だね!」
苗木「・・・今回もさ、ボクが生き残るという観点じゃ幸運だろう」
苗木「でも、そんなんじゃ、違う・・・嬉しくない・・・」
モノクマ「ほーん?だから自白を?」
苗木「・・・人を殺して生きたって、絶対楽しく生きていけない。だから、したのに・・・・・」
モノクマ「アッハッハッハ!!本当に面白いね苗木君は!幸運のままに生きてりゃキミはハッピーでしょ?」
苗木「違う、違う。家族を犠牲にしてまで、自分の好きな人たちを犠牲にしてまで、こんなの・・・」
苗木「幸運なんかじゃ、ない・・・」
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