過去ログ - 女騎士「私は最初っから最後までクライマックスだぜえ!!」
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763:ゴミクズ ◆nJFtHmO8u2[saga]
2013/12/17(火) 22:26:20.82 ID:WU+YnqgLo
鴉「何かの丸薬を飲まされた、そうして頭目は奇怪な変貌を遂げるに至った」

木の葉「変化の忌憚というものは、極東でもそう珍しいものではございません。鬼の連中がその手を使うなど、常道と言っていいでしょう」

ディナダン「あれ以降は実際に会ってないからどうとは言えないけれど……担当医からの資料を斜め読みしてね、
運が良ければどうにかなるんじゃないかなーって。レプリカとはいえ聖剣、このエクスキャリバーならー」

ブラウニー「アバウトですなあ」

敵兵「ちょ……ちょっとあの……あの、エクスキャリバーって……そ、そんな伝承の剣が……」

ディナダン「真横で勇者くんがデュランダル振るうのを何度か見ているでしょう? そんなに驚く事かしら」

敵兵「い、いやっ、それ以前に……あの、あの容体が何とかなるって言うんです!? その、エクスキャリバーで!」

ディナダン「さあ……試してみない事には始まらないし。鴉の彼との推察で産まれた空論でしかないのよお」

鴉「そうですな……ぴんと来たのは、排泄物……ひいては分泌成分の変容です。
身体の穴という穴から分泌される液体が、総じて無色透明の、いわば麻薬にほど近いものに変化している事。
きつい刺激臭を伴い、味はこれまたノドが焼けつくような甘味。神経系に後遺症が残る程の刺激を伴う劇薬とも言えましょう」

ピクシー「……あの、あのオカッパ頭のおチビさんの事ですよね……そんな事になっちゃってるんです?」

敵兵「……」

鴉「性的興奮を喚起させる甘露を垂れ流すあやかし。しかし、穿って見るならば……頭目の、彼女の中の秩序が乱された事に拠る現象と言えましょう」

敵兵「秩序?」

木の葉「我が国のみならず、建国神話には混沌へ秩序を与える事で歴史が開拓されてゆくという逸話が数多く存在します。
多くは、殺害された地神の遺骸が豊穣の土地、稲や芋、穀物へと転じていったというようなものです。
これは手の加えられていない山野に、人々の知恵からなる秩序が混ざり合った結果、稲作や畑作と言った法則性……
無秩序に食物を排泄するという原初的混沌が叡智によって改められ、人間による作物の計画的生産が実現された」

鴉「この場合の混沌とは、彼女に投与された何か……茨木の奴が拵えた黄泉の逸物。それに蝕まれた彼女そのもの」

ディナダン「それならば規則性……叡智を与えてやればいい。この秩序の具現たるエクスキャリバー……役不足ではないでしょう?」


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