23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/06(金) 11:07:09.67 ID:UfC6ChYO0
〈マミホーム〉
マミ「わたしたちは今まで、この街の人々を守るために戦ってきたはず……なのに…………」
杏子「魔獣以外にも人を襲うヤツが出てきたからな……」
QB「レギオンは、通常の人間より知性が劣っている代わりに大幅な身体能力の向上が見られる。襲われて感染でもしたら、彼らの仲間入りをするか、全身が白塩化して絶命するかのどちらかしかない。魔獣が手を下さずとも、人間の個体数は着実に減少していくだろうね」
マミ「……それじゃあ、わたしたちは一体何の為に戦っているっていうの?! 誰にも気付かれずに魔獣を倒しながら、ただ人が破滅していく様を黙って見ていろと言うの?! 冗談じゃないわ!」
杏子「マミ、落ち着け! あんたがここで参ったらどうすんだよ! それに、まだ魔獣が消えた訳じゃないだろ? だったら、あたしら魔法少女にできることは一つしかねぇだろうが」
マミ「……魔獣を狩り続ける……? フフフッ、何の為に…………?」
杏子「ちっくしょお……。おいキュゥべえ、あのバケモンは、魔法少女の力でなんとかならねぇのかよ?」
QB「その質問は、レギオンを元の人間に戻せるかという意味かい? それとも、彼らを殲滅させるという意味合いかな?」
杏子「どっちもさ!」
QB「残念だけど、現状では元の人間に戻らせる方法は僕でもわからない。物理的攻撃なら、身体内部の中枢系を破壊するか、身体ごと木っ端微塵に吹き飛ばすしか思いつかない。これまでの自衛隊とレギオンの交戦経験上、ちょっとやそっとの被弾では彼らは怯まないからね」
QB「でも、君たち魔法少女の“魔法”をもってすれば、案外楽に倒せるかもしれない。魔法少女は条理を覆す存在だからね。それに君たちは、レギオンの攻撃対象には入ってないみたいだ。彼らに反撃されることはないだろう」
杏子「……この前アイツらと接触したにもかかわらず、向こうは襲って来なかったもんな……。あたしらの真ん前を素通りして行ったし」
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