過去ログ - ほむら「おおいなる時間」
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2013/12/06(金) 23:33:51.75 ID:2Na9HnW00

杏子「……今日は数が多かったな」

ほむら「数もそうだけど、魔獣の強さも若干上がっているような……」

QB「魔獣の数と強さは、人間の負の感情に比例する。白塩化に対する恐怖、感染者への疑心暗鬼――そういった感情が魔獣を増殖させ、強化しているのさ」

杏子「このまま行くと、あたしらの手に負えないんじゃねぇのか?」

QB「その心配はない。人間の個体数が確実に減少していく中で、放出される負の感情の絶対数もまた、人間が消えていくにつれて減少する。むしろ逆に、人間がいなくなった後の方が問題だ。人間が存在しなくなったら、魔獣もまた、姿を現さないだろう」

ほむら「……魔法少女には、未来がないってことかしら?」

QB「そうさ。このまま行けば、人間はやがて全滅だろう。それはつまり、魔獣を生み出すことはなくなる訳だ。そうなれば、グリーフシードは勿論手に入らない。ソウルジェムの穢れを浄化できない魔法少女はやがて、君たちの言うところの『円環の理』に導かれて消滅するだろう」

杏子「……へっ、よくもまあしゃあしゃあとぬかしやがる……。今の体を維持するだけでも、僅かに穢れは溜まるってのによ……」

QB「まあでも、白塩化の感染はこの見滝原を中心とした周辺区域に留まっている。このままなら、地球上のすべての人類が全滅するにはまだ時間がかかるしね。当分、グリーフシードに困ることはないだろう」

ほむら「もし、見滝原から人間がいなくなったら、その時は……」

杏子「この街から去るしかない、……か。そうでもしなけりゃ、魔獣に出会い、グリーフシードを拝むこともできねぇもんな……」



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