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2013/12/08(日) 01:06:30.36 ID:ivc2qos+0
ほむら「……ごめんなさい。変な事、言ってしまったわね……」
杏子「……あんたは勘違いしてる。あたしらは一度だって、あんたを迷惑に思ったことなんてねぇよ……」
マミ「あなたがいなくなれば、それを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気が付かないの?!」グスッ
わたしもまた、似たような言葉をあの子に言ってたような――
杏子「……なあ、ほむら。悪いけど、あたしとマミはもうこの街を出るという意見で固まってるんだ。まだ残るって言うんなら、引きずってでもあんたを見滝原から出させるぞ」
マミ「……お願いだから、わたしたちと一緒に来て。美樹さんが死んで、あなたまでいなくなったら、わたし……」
ほむら「……あなたたち…………」
確かに、この狂った世界を見続けるのはとても辛いかもしれない。あの子がかつて守ろうとした世界なら、尚更――
でもここで、彼女たちを置き去りにして自分だけ現実から逃げたら、一体、どうしてあの子に顔向け出来るだろうか。
かつての世界で、まどかはその身を呈して、魔法少女を絶望の未来から救おうとした。
自分が、もう誰からも認識してもらえなくなるとわかっていたのに――
あの子の意志は、わたしが受け継ぐ――
そう心に決めて、わたしは戦ってきた。
それを途中で投げ出し、背を向けるのはまどかに対する叛逆だろう。
ほむら「……わかったわ。わたしも、この見滝原から出ていくわ」
マミ「わたしだって、本当は出たくないわ……。思い出深い街だもの。でも、そうする以外に、わたしたちにはもう手段は残ってないのよ……」
杏子「ほむら、すまねぇな。でもよ、死んじまったら何もできねぇからさ……」
ほむら「間違ってないわ。……そうね。死んでしまったら、何も、ね……」
重い、決断だった。
けれども、まだ希望が無くなった訳ではない。
人類が生きている限り、わたしたちは戦い続ける。
いつか、レギオンが駆逐され、この街が平穏を取り戻すその日まで――
それまでは、さようなら。わたしの、最高の街――
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