過去ログ - ほむら「おおいなる時間」
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83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 17:08:17.13 ID:6oCdmZ6A0

白い表皮、赤い目――

間違いない。レギオンの統率者である『レッドアイ』が、巴マミの方に向かっている。
『レッドアイ』は、元の人間の知性を完全に残しているため、そこいらのレギオンとは比較にならない程厄介な存在だ。

しかし、魔法少女を敵と見なさない彼らのリーダーが、何のために彼女へ近づくのか――

だがしかし、その思考は一瞬でかき消される。
なぜなら、『レッドアイ』が歩を進める先に、巴マミのソウルジェムが転がっていたからだ。


ほむら「!! だ、だめっ……!」


弓を召喚し、『レッドアイ』の頭部を射抜こうとしたが、力が入らない。
魔力が回復していないせいか、肝心の矢もすぐに消滅してしまった。


ほむら「ッ……! このままじゃ……!!」


焦りと恐怖に顔を歪めていると、どこからだろうか








――女神は死ぬ。








野太い声で、そんな言葉が聞こえた気がした。
その声に気を取られた次の瞬間――、


パリンッ――。


巴マミのソウルジェムが、『レッドアイ』の足に踏み砕かれた音だった。


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