過去ログ - ほむら「おおいなる時間」
1- 20
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 19:43:04.48 ID:6oCdmZ6A0

ほむら「……そん…………な…………!!」ガクッ


思わずその場に膝を落とし、うな垂れる。

『レッドアイ』は、特に気にするような素振りも見せず、巴マミの肉体が横たわる方向へと歩き続ける。
きっと、足元にある巴マミのソウルジェムなど気にもかけず、道端に転がる石ころ程度にしか思ってなかったのだろう。

そしてとうとう、彼女の亡骸の前までやって来て、静かに腰を下ろす。
すると、彼女の手に握られていた紅い宝石――佐倉杏子のソウルジェムを手に取り、何かを探るように見つめ始めた。


ほむら「か、返して……! それは…………!」


かすれた声で必死に訴えかけるが、当然、あちらがこっちに気づくわけがない。
地面にへたり込んだまま、わたしは届くはずのない腕を伸ばし――


バキキッ、バキバキッッ――。


白い手に握られた佐倉杏子のソウルジェムがすり潰され、紅い宝石の破片が砂のように手のひらを滑り落ちていく。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
126Res/62.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice