18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/08(日) 20:28:32.51 ID:qKtWFbOBo
こんな時間に帰っては、親から何か聞かれるかもしれない。
心配してくれてるのは分かってるし、親として当然なのだろうけど。
今の気持ちで、素直に受け止めることは出来なそう。
「……先輩」
小さな声に、立ち止る僕。
背中にとんっと、体が倒れるほどではない小さな衝撃。
「……あわっ」
小さいと思っていた衝撃は、彼女にとってはそうでなかったらしく、よろける彼女が視界の端に見えた。
何かを考えるより先に、腕に重みが走っていた。
「……あ、ありがとうございます」
触れた彼女の体から伝わってくる温もりは、予想よりも温かくて。
「……あ、あの……」
彼女が小さく音を発するまで、彼女の体を抱えたままだった。
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