57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 12:26:27.09 ID:OgwWFaEW0
「何で」
たずねると、さくらは実に言いにくそうに私を見た。
「あの子に似てるから」
ドクン
また心臓が大きく脈打った。
あの子。
さくらが言っているのはやっぱりあの子なのだろうか。
緋月先輩とあの子が重なる。けれどなぜさくらは知っているんだろう。
だってあの子と一緒にいた時の私は独りで……。
ああ、わからない。再び左腕がうずきだす。
「……っ」
「ど、どうしたの?」
左腕をおさえ、またガタガタふるえはじめた私を見てさくらはあわてた。
「大丈夫……」
辛うじてそう答えると突然クリーム色のカーテンが開いた。
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