20:1[saga]
2013/12/08(日) 09:42:53.33 ID:OWwQizcX0
「その歌を歌えるのは、伊織、お前もなんだよ」
「私も……?」
ゆっくりと頭を撫でられる。
そこらへんのヤツに撫でられたら、セットが乱れて不快になるけど、
"アイツ"に撫でられるのは、不思議と全然嫌じゃなかった。
「あぁ、俺は伊織の歌を聴いて元気を貰ったりしてるよ」
「……ホント……?」
「本当だ。 だからそんな不安がるな、お前はトップアイドルになれるから!! いやしてみせる!!!」
不安だ、なんて一言も言ってないのに。
なんで私が今の自分に納得できていないことに気付いてるんだろう。
まるで心を内側を見透かされているような感覚に陥る。
だがそれは不快感ではなく、見てくれているという安心感だった。
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