過去ログ - 伊織「広き心 思いやり」
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22:1[saga]
2013/12/08(日) 09:43:59.38 ID:OWwQizcX0
未だ納得の行っていないように、眉を八の字にして心配する。
意外と頑固なところもあるのね。 けど、そういうの嫌いじゃないわ。

「だからだーいじょうぶよ。 ……って、あら?」

以下略



23:1[saga]
2013/12/08(日) 09:44:31.25 ID:OWwQizcX0
「成る程……。 お買い上げになりますか?」

「いや、今はちょっと行く所があるから。 帰りに買いに来るわ」

「解りました、お待ちしてますね!」
以下略



24:1[saga]
2013/12/08(日) 09:45:17.04 ID:OWwQizcX0

「ありがとうございましたー!!!」


一度手を振って、花屋から足を離れていく。
以下略



25:1[saga]
2013/12/08(日) 09:45:53.49 ID:OWwQizcX0

・ ・ ・ ・ ・


花の香りが体から消え失せてしまってから十数分。
以下略



26:1[saga]
2013/12/08(日) 09:46:31.66 ID:OWwQizcX0

「…………春香?」

そう、今やトップアイドルである、あの天海春香がそこに居たのだ。

以下略



27:1[saga]
2013/12/08(日) 09:47:00.58 ID:OWwQizcX0
「えへへ……。 仕事はどう?」

「順風満帆ってところ。 そっちは?」

「もー大変! またライブツアー始まっちゃって、しばらく休み無さそう……」
以下略



28:1[saga]
2013/12/08(日) 09:48:08.36 ID:OWwQizcX0

「長かった」 きっと、他の人が聞いたら何が何だか解らない言葉。
だけど、私たちにとっては、その一言で全てが伝わる言葉。


以下略



29:1[saga]
2013/12/08(日) 09:48:36.13 ID:OWwQizcX0

私が来た方向とはまた違う方向へと歩いていく春香を見送る。
車でも待たせているんだろう。 きっと、仕事の合間に立ち寄ったに違いない。

忙しいと言っていたにも関わらず、とても献身的だと思う。
以下略



30:1[saga]
2013/12/08(日) 09:49:07.79 ID:OWwQizcX0


「さてと…………」


以下略



31:1[saga]
2013/12/08(日) 09:49:42.18 ID:OWwQizcX0
・ ・ ・ ・ ・


春香と別れてから数分もしないうちに目的地に着いた。
やはり、こんな季節にここに来る人は少ないのだろう、人っ子一人居やしない。
以下略



32:1[saga]
2013/12/08(日) 09:50:13.50 ID:OWwQizcX0
何十段にも重ねられた、打ちっぱなしのコンクリートで出来た階段をコツコツと登っていく。
もうここまで来たら、足に溜まった疲労感も頭の中から消えていた。

一段、また一段と登っていく度に、心臓がドクドクと波打つ。
この私が緊張だなんて、らしくないわね。 なんて虚言を心の内で吐いてみる。
以下略



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