3:1[saga]
2013/12/08(日) 09:31:25.15 ID:OWwQizcX0
「残念ね。 もうさっき起きたところよ」
姿が見えるわけでもないのに、不敵な笑みを浮かべ、肩をすくめて視線を受話器に送る。
モーニングコールよりも早く起きれたんだと、ちょっぴり優越感に浸ってしまう。
そんな私を、声色だけで感じ取ったのか、先ほどよりも少しばかり嬉しそうな声で受話器の向こうから返事が返ってくる。
「左様でございますか。 朝食は、いかが致しましょうか」
「取るわ。 あぁ、紅茶はアッサムでお願い」
「かしこまりました、ではまた後ほどお知らせ致します」
「えぇ、ありがと」
簡素に伝える事のみを伝え、通話を終了する。
紅茶に注文が無ければ、もっと交わす言葉が少なくなる。 けどそれで構わない。
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