7:1[saga]
2013/12/08(日) 09:34:22.45 ID:OWwQizcX0
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「……うん、悪くないわ。 少し香辛料が効きすぎかもしれないけど」
ナプキンで口を拭き、フォークやナイフを右側に置く。
緊張した面持ちで私の評価を待っていたシェフへと向き直る。
「もっ、申し訳ありません!」
バッ、と脊髄反射のようにキッチリ九十度腰を曲げる。
その姿は、まるで"アイツ"が仕事先の相手に頭を下げているようだった。
「…………良いわ、次からもよろしくね」
それを見て、ちょっぴりセンチになったのかもしれない。
特に言及するわけでもなく、彼を許してあげることにした。
給仕係に食器を片付けるよう命じ、席を立つ。
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