過去ログ - 少女「あなた、サンタさん?」
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162: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2013/12/25(水) 03:28:57.96 ID:aHxUVDzso


「…………どうすればいいだろうか」

「……可愛いわね」



 本当にそう思う。窮地を救ってくれたの差っ引いても、彼はそのように見えた。殺人鬼だけれど。



「例えば……私の今後の安否を気にしてくれたりとか?」

「知ったことか、好きに生きろ、死にたければ殺してやるが」

「私が父の死を悲観すると思って?」

「まず、ないな」

「そうね」



 外の世界に出ることに憧れていた。窓枠一枚向こうには、無限とも思える世界があることを知っていた。しかしソレは本の中の知識だけ、今は恐怖の方が勝っている。

 自分とて、けっして幸運な人生を歩んできたとは思わない。しかし、この壁の向こうには更なる地獄が広がっているかもしれないのだ。それを考えると、足は竦む。



「……一つ聴いていいか?」

「何かしら?」

「とある国の郊外に、家が一軒あって、それを管理してもらいたいヤツがいるとしたらどうする?」

「……立地はいいのかしら?」

「元々は逼塞を命じられた王族を収容する為に建てられたものだ、名義はもう移してある。近くの川はドブ川だが、他はいいところだと思う、街を見渡せる丘が近くにあって、できれば、そこにある墓も手入れしてもらいたい」

「条件はどうなのかしら?」

「食うに困ることは無い。管理してもらいたいそいつは、金は有り余っていて、その金は好きに使ってもらって構わない、といっても街までかなり距離があるが」



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