過去ログ - 少女「あなた、サンタさん?」
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3: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2013/12/08(日) 23:07:06.25 ID:plqfGK6d0

「ね?もう少し待って、そうしたら一人になる時間だから」

 調子の狂う餓鬼だ。だがそうさせてもらおう。ただし少しでもおかしな真似をしたら……

「しないわよ。ねえ、それより、退屈だわ」

 俺はヒヤヒヤしているよ、少なくとも退屈じゃない

「そうなの?自分の家と思ってくれていいのよ?」

 お前と違ってそこまで図太い神経は持ち合わせてはいない

「むー……ああ、それならお話をしてよ」

 いきなり何を言い出す?

「お話をして?私この部屋から出たことがほとんどないの。色んな国の色んな人の話が聴きたい。おじさんはサンタさんだから、色んな国の、色んな人に会ってきたのでしょう?」

 まあ、それは否定せんが、対面したヤツはほとんど殺したからな

「何でもいいわ。お話して?そうすればおじさんは落ち着けるし、私は退屈しない。ね?お互い得するわ」

 ダメだ。隣の様子を伺うのが先決だ

「……大丈夫よ。お父様が一人になる時は……私に声が掛かるから」

 それはどういう……ああ、そういうことか

「そうよ……『悪い子』で失望した?」

 いいや。今日も一切の躊躇い無く仕事が出来そうだ。『良い子』だよ、お前は

「そう、なら良かった。なら『お話』してくれる?」

 ……そうだな、まあいいだろう



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