過去ログ - シアン「異世界喫茶」ジーニー「シアンマゼンダ!」【安価】2スレ目
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198: ◆5Im8qznxyw[saga]
2013/12/10(火) 13:53:05.09 ID:YRyiPJ3H0
フレイヤ「なんという傷……」グイ



――フレイヤ様の白く、細く、美しい手は炎人の熱によって焦げていきます。私は元々潔癖症の気があったためか、その光景がすごく不愉快でおぞましく思いました。



ヤンヤ「あ、あの……」



――やめさせよう。どうせ、彼を助けるのは無理なのだから。



フレイヤ「そこのあなた、濡女ね。ちょっと彼に声を掛け続けてもらえるかしら」



――衝撃だった。



ヤンヤ「そ、そんなことに意味が?」

フレイヤ「あるわよ。この世に生きる者はね、みんな誰かと繋がっていたいの。声を掛けれてもらえるだけで、生きようって気になるのよ」ニコッ



――私は、彼を助ける方法を知っていたのだ。それなのに、無知を理由に逃げていただけ”。



ヤンヤ「しっかり! しっかりして下さい!」



――私は、喉が枯れるまで叫び続けた。途中炎人が笑うたびに、私もほほえみを返したと思う。



フレイヤ「ふぅ、これで一命は取り留めたわね」

ヤンヤ「………」


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