過去ログ - 〜 イグノラント・ワールド 〜 「無知の世界」     
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263:名無しにかわりお送りします>>260続き  ◆BVLppWjYzA[saga]
2014/03/16(日) 04:41:58.05 ID:gATpwrB60
レイナ 「とても凄かったです!」

ギリー 「俺達サポートの出る幕がなかったぜキラ、お前何時からそんな秘技覚えたんだよ」

走り寄って来た二人が発した言葉。
それは言い方は違えど俺とリンを褒めたたえていた。
そして当然の様にギリーは質問を投げ掛けてきた。

キラ 「……良く言うなギリー、お前は見てただろ? ほんの一ヶ月前に覚えただろ?」

ギリー 「そうだったっけか? あの時キラってあんな技覚えたっけ」

キラ 「忘れたなら良いよ……」

いつもながらいい加減な性格をしているギリーにはもう怒りを通り越して呆れしか感じないようになった。
キラはそう頭の中でそう言い全員の顔を見る。
みんなして楽しそうに笑っていて何だかとてもホッとする。
そんな空気を裂いたのは、寒空に響く雄叫びだった。

 「ギェアァァァァアアアアアアッッ!!!」

キラ 「何だ……!?」

ギリー 「彼奴は……まさかな…」

レイナ 「そのまさかだと思います……あの方は……」

レイナ 「ユキナさんです___」

全員の視線の先には、真っ赤に煌めく真紅の剣を地に引きずりながら歩いてくる一人の女性プレイヤー。



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