過去ログ - 〜 イグノラント・ワールド 〜 「無知の世界」     
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313:名無しにかわりお送りします>>312続き ◆BVLppWjYzA[saga]
2014/04/29(火) 23:51:54.12 ID:TvqhrRyb0
ユキナ 「データ検出……戦闘補助系統の魔法を確認、対処します」

錆びた鎖に手を翳しながらユキナはそう言う。
すると、手と鎖の接触部から白い光が漏れ出し始め、それはみるみるうちに鎖と手を覆った。

キラ 「な、なんなんだ……あの光は……」

ユキナ 「解析完了まで……90……93……95…………」

キラの抱いた疑問、それはユキナの発言によりすぐに解けた。
“解析”、この発言でキラは自分の使った魔法の構築データを検出しているのだと理解した。

キラ 「まさか……そんな事……」

ユキナ 「……97………99……」

キラ 「出来るはず……『100』……無い……」

ユキナ 「解析完了、反発魔法生産完了、イモタール……発動」

鎖と手を覆っていた光が消えるとユキナは言葉を発し、何やら魔法を唱える。
その魔法に聞き覚えはない、システムの魔法一覧にも載っていない、つまり。
新しい魔法がユキナにより今生み出された事となる。
その新魔法とおぼしき魔法は、キラのかけた戦闘補助魔法を打ち消す魔法の様だ。
ユキナの手に絡まっている錆びた鎖のエフェクトは、その魔法により構築データを崩され、無効果された。


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