過去ログ - 〜 イグノラント・ワールド 〜 「無知の世界」     
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396:>>395続き ◆nZhKGkSNSA[saga]
2014/08/12(火) 23:05:58.79 ID:1JNPaZOI0
但し丸腰である。お世辞とも賢い警戒体制とは言えない。
思えば確かにあの時、キラは丸腰だった。正面から叩く事しか頭にない。戦闘バカ。
それはどうも数年経っても未だ直っていなかったみたいだった。

リン「あのバカ。警戒の仕方が根本から間違ってる……」

リン「あれじゃ駄目だって昔から言ってるのにね……、!」

変わらない馬鹿に呆れていたその時、キラの背後から飛び出す影。
何処からともなくキラに飛びかかり、手に携えた真紅の剣を一閃させ、迫っている。
うかつだった。アレでは対応できても遅すぎる。
キラもそれに気付いたようで、力任せに大剣を薙ぎいてそれを払った。
刃と刃が触れあった瞬間、ユキナは凶剣を下から上に持ち上げてキラの一撃を難なく払い除けた。
大きくキラは体制を崩し、その上に下ろされる赤き一薙ぎ。それを目の当たりにするや否や、体は既に駆け出していて、ぶつかる衝撃。

___直後。激しい金属音が辺りに反響して、リンの目前にはユキナの顔があった。
そして驚きに目を見開くキラの姿も。

リン「なんかこういうシチュ、二度目じゃない? キラ」

眼球運動だけでキラを見据えながらそう発した。

キラ「り、……リン……?」


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