過去ログ - 対木もこ「私と荒川憩のカレーうどん戦争」
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14: ◆cvvZKri7SI[saga sage]
2013/12/11(水) 04:50:48.36 ID:3XmGIBxHo

「もこちゃん、何を怒っとるん?」

 なんでもねぇよ。さっさと用件を言ってくれ。
 ……、思わずキャラが乱れてしまった。いけない。

 一つ咳払いをして、自分を落ち着かせる。
 別に私がどんな格好をしようと、こいつにも周りにも関係ないだろう。
 きょとんと小首をかしげながら、再びナース服は口を開いた。

「あんなぁ、うちもこちゃんに会いにきたんよぉ」

 知ってるよ。今更間違いだったら張り倒してるよ。

「もこちゃん、こないだ大会で優勝したやんなぁ」

 それは事実だけれど。それを何故、大阪のこいつが知っているんだろうか。
 全国から参加者が集まるほどの規模の大会ではなかったはずだけれど。

「全国規模やなくても、東海規模ではあったからなぁ。十分大きいで」

 そんなものか。
 あの大会の結果については、地元のスポーツ新聞になら確かに載っていたけれど、それでも別段大きな扱いというわけではなった。
 ましてや全国の新聞となると、万が一載っていたとしても、数行程度の扱いだと思っていたが。思いの外、そうでもなかったのだろうか?

「記事としてはそうやな、あんま大きくはなかったなぁ。ちょっこーっと名前が載ってたくらいやったわぁ」

 そうだろう。

「でも、見出し見てびびーっと来てん!」

 両手をぱっと広げた。どうにもジェスチャーが一々大仰だ。それとも関西は皆こうなのだろうか?


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