過去ログ - 対木もこ「私と荒川憩のカレーうどん戦争」
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18: ◆cvvZKri7SI[saga sage]
2013/12/11(水) 04:53:04.15 ID:3XmGIBxHo

「……えぇ、そんなぁ」

 ようやく私の意図を察したらしく、情けない声を出しながら情けない表情を浮かべた。
 わざわざ大阪くんだりから来たのに、カレーうどんを食べて帰るとかどんな罰ゲームなんだろうか。まぁ、私の知ったことではないけれど。呼んでもないのに来たほうが悪い。

「もこちゃん……」
「……」

 眉根を寄せて、困ったような様子で見られる。
 知るか。
 食券を二枚割烹着を着たパートのおばさんに渡す。
 その間も、ナース服は沈痛な面持ちだ。

「もこちゃん、あんな。うちな……」
「……」

 言いよどむ様に、少し言葉を探しながら。表現を選ぶような。
 幾許かの沈黙。
 こいつは一体全体、本当に何をしにここまで来たんだろう。
 私に何を期待していたんだろうか。
 それを知るつもりは、さらさらないけれど。
 私には、関係ない。
 言いたければ勝手に言えばいい。嫌でも耳には入るのだから、言う事は無駄ではない。
 私は、それに返答しないけれど。
 それで良ければ、好きに理由を言えばいい。
 良くなくても、食べたら帰ればいい。

「……うちな」
「……」
「……カレーうどん、あかんねん!」


 ぶん殴るぞ。


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