過去ログ - 対木もこ「私と荒川憩のカレーうどん戦争」
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97: ◆cvvZKri7SI[saga sage]
2013/12/13(金) 16:18:25.77 ID:1dwOiOSUo

「……」

 お前みたいな意志も弱い、力もない虐められっ子は、きっとまた社会に戻っても虐められる。
 虐められる奴はもう見た目がそうなんだ。
 猫背で、虚ろで、まともに人と話せないような、なんで人間として生まれてきたのか分からないような不良品。
 そういう奴は、もうずっとそうなんだ。変わらない。変われない。変わろうとしない。
 一度そういう扱いを受けたら、抵抗なんてしないでそれを受け入れ続けるんだよ。
 逆らってより痛い目に遭うのが嫌だから、とりあえず目の前の苦痛を受け入れることで、“逆らうよりは今の方がマシ”だと自分で自分に言い聞かせるんだよ。

 虐められる奴は、助かろうとしない。
 虐められる奴は、もがこうとしない。

 自分で自分を諦める、最低でどうしようもない、救いようもないクズだ。
 虐められて、淘汰されてしかるべき存在だ。

「……、ち、がう」

 どこが違う?

「私はっ……。私は……! 助かろうとしてたよ! 助かりたかった!」

 跳ね上がるように立ち上がり、そう叫ぶ元委員長を、刑務官が押さえつける。
 椅子に座らせられながらも、再び叫んだ。

「私は! 助けて欲しかったよ!」

 知らねぇよ。

 私は聖人でも善人でもない。助けて欲しければ口で言え。言わずに理解してもらえるなんて、お前何様だ。

「言ったらもっと虐められるじゃない……いえるわけないよ!」

 助かりたいのならリスクなんて考えるんじゃねぇよ。
 何で虐める側についてあれこれ考えるんだ。馬鹿か。

 言えないけど察してくれなんて、通るわけないだろ。


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