過去ログ - 戦刃「安価で苗木君を手に入れる」
↓ 1- 覧 板 20
144:1 ◆7ml8fVnzpA[saga]
2013/12/13(金) 21:09:29.25 ID:LCPVI1XSo
日向『俺が適当に理由をつけて部屋を出ていくから、戦刃さんは苗木をそれとなくデートに誘うんだ。それとなく、な。ここが重要だぞ』
戦刃『う、うん! 分かった!』
日向との密談から少しして、苗木が湯呑みを乗せたお盆を手に戻ってきた。日向がいつ、どんな風に話を持ち出すのかを私はじっと考えていた。
苗木「おまたせ、戦刃さん。そんな美味しいお茶じゃないけど、どうぞ」
日向「苗木ごめん! さっき電話が掛かってきてさ、七海とゲームする約束忘れてたんだよな。あんまり人の部屋に邪魔するのも悪いし、今日のところはおいとまさせてもらうよ」
まさに平凡な理由付けに平凡な演技。そんな日向を手を振り見送って、苗木と私は再び居間へと戻り、草餅を含みつつ熱い茶を啜る。
苗木「七海さんって人、超高校級のゲーマーなんだって。もう本科生に馴染んじゃうなんて日向クンは凄いや、ボクなんて未だに萎縮しちゃうのに」
戦刃「ううん、きっと日向君も萎縮してるんだと思う」
日向のことなど何も知らない筈なのに、なぜかそんな気がした。話の続きを待つ彼に、私は本題を切り出す。
戦刃「それより苗木君、その……良かったらどこか一緒に出掛けたり」
苗木「うん、ボクもそう思ってたんだ。こんなところにいても戦刃さんもつまらないだろうし。それにしてと、どこに行こうかな……」
212Res/64.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。