過去ログ - 戦刃「安価で苗木君を手に入れる」
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193:1 ◆7ml8fVnzpA[saga]
2013/12/16(月) 13:13:07.71 ID:Js53lTavo
苗木「じゃあせっかくだし、二人で一番奥の豪華な部屋を一つずつ使おうよ」

戦刃「ダメ」

苗木「え、どうして?」

困惑した表情を浮かべる彼に、私は持論を説明する。傭兵経験が役立ったようで、ここで起こっていること、そしてこれから起こりうることを私は冷静に分析し予測できた。

戦刃「こうやって部屋を沢山作っているのも策だとしたら、私達が離れた隙に敵が何か仕掛けてくるかも知れない」

苗木「敵?! でもここは遊園地のアトラクションだよね?」

確かに私の提案は、そもそもここが遊園地のアトラクションであるという前提を無視していた。しかし、それは私の理論に対してさして大きな陥穽にはならない。

戦刃「本当にそう思うの? 苗木君……」

既にここは、遊園地という賑やかで楽しげな施設の趣からは大きく外れた場所だった。だからこそ、私は提案せざるを得なかったのだ。

戦刃「超高校級の軍人の名にかけて、誰にも苗木君に危害は加えさせない。だから苗木君……お願いします」

彼を守るために、彼に頭を下げる。そのことの非現実感に、ようやく苗木は状況への危機感を抱き始めたようだった。

苗木「戦刃さん……」

苗木「分かった、じゃあ二人で右奥の部屋を使おう」


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