3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/12(木) 21:33:26.85 ID:hj9hOH2oo
P「猫たちを愛していたから?」
はい。
でも、何が一番悲しいかっていうと、
さみし『かった』、って、今の私がそう感じていること……。
目を覚まして、そのときだけはさみしいと感じていたけど、
今の私は、それほどその夢のことをはっきりと覚えているわけじゃありません。
猫の身体の柔らかさも、ぬくもりも、騒がしさも、全部は夢だったから。
夢が終わって、顔を洗って、
お母さんが作ってくれていた朝ごはんをひとりで食べて、
ゆっくりと身支度をして……。
そうして時間が経つうちに、
その夢の猫たちのあたたかさも、猫たちが与えてくれた心のあたたかさも、私は忘れてしまいました。
当たり前のことですけど、今の現実の私にとっては、
そのあたたかさがない生活こそが、
ありふれてなにもない日々こそが、日常だったんです。
私は、そのことが、とても悲しいかなって……。
P「……」
……ごめんなさい。余計な話をしちゃって。
P「……いや、いいんだ」
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