過去ログ - これは、幻想に打ちのめされた男の話
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118: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 11:53:34.51 ID:SeQRNv+uo
「失礼ね。それに理由ならあんたも知ってるでしょ」
霊夢は顔馴染みの結界の監視者・八雲紫にそう言い放った。無論霊夢の言う通りで、
119: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 11:54:44.02 ID:SeQRNv+uo
120: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 11:56:10.00 ID:SeQRNv+uo
「そうね。まあ後者はあまり重要じゃないわ。私人間だし。問題は前者よ」
「あら、酷いわね。私が殺されるかもしれないのに」
121: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 11:58:53.82 ID:SeQRNv+uo
「「妖怪が人間を襲い、人間が妖怪を退治する」……だったわよね」
「でも、彼らもまたスペルカードルールに従うつもりはないようで。
武装まで揃えて本気で妖怪たちを殺すつもりよ。……「人間主権」を謳って」
122: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:00:27.99 ID:SeQRNv+uo
「……人間の私にそれを言ってどうするのよ。その件を私に任せるなんて、
汚れ仕事もいい所だわ」
123: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:02:19.68 ID:SeQRNv+uo
「何がタチ悪いって、あいつらはルールを理解した上で無視することよ。
低知能妖怪と違って、退治が面倒くさいったらありはしないわ」
124: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:03:05.46 ID:SeQRNv+uo
紫は最悪のケースについて語ったのち、霊夢の隣に腰掛けた。そしてそのまま話を続けた。
「でも、おかしいと思わない?スペルカードルールと違い、死ぬ可能性のある戦いを、
125: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:04:26.12 ID:SeQRNv+uo
「……単に思慮が足りないだけかもしれないじゃない。知能があったって馬鹿なものは
馬鹿なのよ」
126: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:05:27.21 ID:SeQRNv+uo
「……そうね」
「あまりにも不審かつ不明な点が多過ぎるから、調査が必要ね。それはこちらでするから、
貴女は貴女の仕事に集中することよ。油断は禁物だから」
127: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:06:54.60 ID:SeQRNv+uo
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