過去ログ - これは、幻想に打ちのめされた男の話
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141: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:43:50.68 ID:SeQRNv+uo



 少年から話は切り出された。

「どうだい死暮、こっちの居心地は」

「いいもんだぜ。ただ相変わらず気に入らねえな。妖怪と人間の馴れ合いってのは」

 3人目──喰贄死暮はそう答えた。彼の周りに強い妖気が漂うが、
それを今更気に留める者はいない。数百年もの長い付き合いで、慣れてしまっている。

そしてなにより



他の3人もそれに劣らぬ、禍々しい力を放っているからだ。





 少年が口を開く。

「スペルカードルールなんていうお遊び決闘ルールのせいだろうね。
あれのお陰で……人間どもの身近な死の恐怖は随分薄くなったよ」

「外来人は構わず喰われているってのに、薄情な奴だなあ。人間ってのは。クククッ」

 嘲笑うような下卑た笑いを浮かべる。


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