過去ログ - これは、幻想に打ちのめされた男の話
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259: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 19:27:29.12 ID:fI2wOcj60
決着は一瞬であった。縮地の後の、手足の長さを活かした殺人的な踏み込み、
そこから生まれる破壊力抜群の掌底が腹部に直撃したのだ。
「それに、宦官の遺物なんて悪趣味なもの、あるわけないもの」
障壊の眉が一瞬だけ動く。
「で、私を殺さなくてよかったの?貴方、始める前に殺し合いみたいなこと言ってた気がしますわ」
「……ただただ倒れている相手を殺すなんてつまらないにも程があるネ。
食用にしようかとも考えたアルが、仙人の肉は味が好みじゃないネ。所詮苦い薬アル」
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