51: ◆CiplHxdHi6[saga]
2013/12/14(土) 01:37:18.54 ID:yMb1ngzh0
「それじゃあ今日は美穂ちゃんの門出を祝って! ぱーっとやっちゃいましょう!」
友達の合図で大いに盛り上がる皆。私は彼らに流されていくように、色んな所へ行った。
ボーリングをして、プリクラを取って、買い物をして。最後の思い出を作るかのように、私たちは今を全力で楽しんだ。
「あー、楽しかった! ねぇ美穂ちゃん! またこっちに帰ってくるよね?」
解散してバス停へ向かう途中、友達が尋ねる。
「うん、月に1回ぐらいになると思うけど、お母さんたちに顔を見せなさいって。だからその時、また遊べるかな」
「そっか、だよね。その時また遊ぼうね!」
屈託のない笑顔で彼女は言う。この笑顔も私が与えた笑顔なら、それは素敵なことだと思う。
「うん。ありがとう」
「じゃあ私はここで、美穂ちゃん。バイバイ」
「うん、バイバイ」
帰ってプロフィール表を作ろう。今ならきっと、一番の私をアピールできると思う。
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