過去ログ - 【メイドSS】「ご主人さま、いい加減にしてください」
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61: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:46:01.67 ID:5CoRpbTn0
アイ「…あなた?」

アイの手が頬に添えられる。
ふと、ぱちぱちと、暖炉が鳴いている音が急に耳に戻ってくる。

以下略



62: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:46:37.31 ID:5CoRpbTn0
膝に掛かった毛布を撫ぜる。
その下の足は、もう動かない。


アイ「あらま、夢みたいに幸せってこと?」ニパッ
以下略



63: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:47:08.53 ID:5CoRpbTn0
アイは、その頭を俺に寄せてくる。
やわらかな髪が、さらりと首に触れる。


アイ「あなたがうれしいと、わたしもうれしい」
以下略



64: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:48:34.63 ID:5CoRpbTn0

老人「まだ、してるのか」
アイ「宝物だから」
老人「玩具だぞ」
アイ「いいの、きれいだから」
以下略



65: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:49:59.82 ID:5CoRpbTn0
老人「絶対見つからないところって言っただろ」

アイ「そうだった」ケラケラ

老人「お前が寄越したガラス玉と一緒に」
以下略



66: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:50:47.73 ID:5CoRpbTn0
いつも目で追うだけだった後姿。

いつの間にかそれが、俺の三歩後ろにつくようになったこと。


以下略



67: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:52:19.60 ID:5CoRpbTn0
アイ「笑ってるわ」

老人「嘘をつくな」

アイ「幸せなの」
以下略



68: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:53:15.15 ID:5CoRpbTn0
暗闇に、ただ輝く銀色を強烈に思い出し、

二つのガラス玉に、俺はそこにいるはずのアイを少しでも長く映そうと、瞼を上げる。


以下略



69: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:54:41.47 ID:5CoRpbTn0
老人「アイ」

アイ「なあに」


以下略



70: ◆BuByfZxS22[saga]
2014/01/28(火) 17:55:48.49 ID:5CoRpbTn0
――

主人「…ユキ、ゆーき」

ユキ「…はい、ご主人様」
以下略



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