過去ログ - 電「鋼鉄の咆哮・・・って何ですか?」【オリジナルストーリー】
1- 20
514:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/15(土) 22:31:03.59 ID:2qXGXgcZ0
提督「・・・冷たいわね」

電「もういいのです、提督」

提督「電・・・わかったわよ、もうこの話はおしまい。さっさと消えなさい」

早川「わかった」キィ バタン

筑波「若いですな」

電「・・・?」

筑波「戦いが長引けば長引くほど、人の心は荒んでしまうものです。それでもなお人の命を助けたいと願い続けられるのは、若さ故の心の強さからでしょうか」

提督「私は・・・そうじゃないわ」シュン

筑波「その様子だと、昔に何かありましたな?」

提督「ええ、私が子供の頃だったわ。深海棲艦の機動艦隊が街を空襲したのよ。それで妹とママを失ったわ」

提督「それから、親父の三笠が率いる戦艦隊が助けに来たけど、無駄だった。何隻もの戦艦レ級の激しい空襲、雷撃、それに砲撃。為す術もなく次々に沈められて・・・今も鮮明に覚えてる。それが軍に入ったキッカケ」

筑波「・・・」

提督「そうよ。それ以来、私は復讐のことしか考えられなくなった。ひたすら上を目指して提督になって、連中を一刻も早く滅ぼしてやりたいと考えたわ。海軍兵学校でも首位で卒業して・・・でも、3年前に電に出会ってから、考えが大きく変わったの」

電「そ、そうなのですか?」

提督「覚えてる?最初、私は敵を助けたいって言ってる電が嫌いだった。生ぬるいって。それじゃ敵と戦えない、って思ってた。でも、ずっと一緒にいるうちに、少しずつ電の考えてることがわかってきたの」

提督「今じゃ、すっかり洗脳されちゃった。出来る限り、敵を助けていこうって。そうしたら、少しずつでも敵のことをわかっていける。そう思った」

提督「彼も今は気が立ってるのね。自分の人生を振り返ったら、ちょっと頭が冷えてきたかも」

筑波「・・・やはり、人は変われる存在ですな」

提督「そうね。何にせよ、今は目の前の作戦に集中しなきゃ。電ちゃん、しっかり頼むわね!」

電「なのです!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
704Res/525.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice