過去ログ - 八幡「メンヘラな彼女と」凛「私が愛した最低男」
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3: ◆GQ7bWPdOO.[saga]
2013/12/15(日) 14:02:46.93 ID:jzPdIyiAO
涙は出なかった。
プロデューサーから報告を受けたときから、私の心は既に凍結してしまったのかもしれない。

あの日、私は心を殺し、プロデューサーを諦めた。

でも悲劇は終わらなかった。
私の最大の悲劇。
それは親友の神谷奈緒が亡くなったこと。

プロデューサーの死、親友の死。
トップアイドルとしての人生を歩んでいた私は、そこで自身の限界を知った。

私の引退を止められる者はいなかった。


私はアイドル業を引退し、ハナコを連れて奈緒の地元である千葉を訪れた。

大切なものを失ったとき、その人の過去の足跡に縋るというのは、あながち間違ってはいなかったのだ。

なぜ千葉なのか?無意識に足が向いていたから。

私の行動は誰にも理解されないだろう。
私にも理解できていないのだから。

お金は充分にある。
実家に仕送りできるほど。



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