過去ログ - モバP「髪を褒めてくんくんすーはーさせて貰おう」
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(SSL)
[sage]
2013/12/15(日) 23:34:27.07 ID:/KETX2lf0
鼻孔を掠める甘いシャンプーの香り。
ロックを語りそれに憧れる少女から香るシャンプーの匂いに俺は夢中になって仕舞って居た。
李衣菜「ちょ、プロデューサー…、恥ずかし、ってばぁ…」
そうは言いながらも一切抵抗は見せない。
両手はいつの間にか俺のスーツを握って居た。
モバP「何か、李衣菜からこういう甘い匂いがするのは…意外、だったな」
李衣菜「ちょ、それっ…、どう意味ですかっ…」
モバP「いやいや、さっき手入れとかしてないって言ってたし、俺も気をつかってるとは思ってなかったからさ?」
彼女の髪の香りを堪能しながら答える。
李衣菜も年相応の女の子なんだなと再認識すると同時に僅かなギャップに我ながらどきどきして仕舞った。
鼓動が早くなるのと同時に彼女の息が荒くなり始めた。依然として頬を紅潮させながら。
ヤバい。そう思った俺は、彼女の髪から顔を離した。
李衣菜「プロ、デューサー…?もう、良いの…?」
目許に涙を浮かべ上目使いで此方を見詰める彼女の姿に思わず見惚れて仕舞う。
いや、こんなの下手しなくても惚れちまうって。李衣菜がすっごい可愛い。
モバP「あ、ああ。何か、李衣菜の匂い嗅いでたら元気出た。…悪いな、ご褒美をあげる積もりが夢中になっちゃて」
李衣菜「い、良いよ別に!そのー…、ほら、悪い気はしなかったし…」
モバP「そうか、李衣菜がそう言うなら良いけどさ」
李衣菜「た、たた、偶にはああいうのもロックだよね!うん、ロックだ!ロックロック!」
もう既に意味が分からない。
ロックの概念は何処に行ったんだ。
李衣菜「じ、じゃあ疲れも取れた事だし!私はそろそろ帰ろうかな!」
モバP「おう、お疲れさん。帰り道気をつけてな」
李衣菜「あ、あのさ、プロデューサー?」
モバP「ん?」
李衣菜「ま、またお仕事頑張ったらさ?そのー…、ご、御褒美、頂戴よね!そ、それじゃ!」
バタン、と勢いよく閉まる扉。
足早に去って行く足音。多分顔を真っ赤にしてるんだろうなぁ。
モバP「いやぁ…しかし」
実に良い匂いだった。
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