過去ログ - 比企谷八幡 「やはり俺と雪ノ下雪乃は友達にはなれない」
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202: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/12/22(日) 23:03:54.97 ID:Jt2WgnrP0


「姉はあの作りこまれた外面で人を意のままに操ろうとするけれど、母はそう言ったことはあまりしないわ。
 その代わり、直接的な力をもって支配しようとするから厄介は厄介よ」


なるほど、陽乃さんはテクニックタイプで母親はパワータイプか。
パワータイプはあしらうことができたら簡単だが、一度嵌ればその純粋な力で圧倒されるからな。

雪ノ下は母親ってのと持前の実直さでいなすわけにも行かず、ただただごり押しされてたのかもしれん。


「けど、何だかすっきりしたわ」

雪ノ下が微笑をたたえる。まるで憑き物が取れたようだ。


「今まであの人の言うことをどうやって論駁しようかとばかり考えていたけれど……なんてことはないのね。無視してしまえばよかったのよ」

「まあ、全部無視するわけにもいかんがな」

「ええ。当然、対話が必要な場合には母と話をするわ。でも今回みたいに話も聞いてもらえないならまた家出をするわ」

「おいおい」


雪ノ下がクスクス笑う。
なんか……いつもの大人びた、落ち着いた雪ノ下じゃないみたいだ。





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