過去ログ - 比企谷八幡 「やはり俺と雪ノ下雪乃は友達にはなれない」
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◆.a46lvF.pU
[saga]
2013/12/26(木) 01:58:44.92 ID:Q3okeU1y0
人目に付かないように細い路地を選んで自転車は進む。
無心で自転車を漕ぎ、徒歩でも余裕で間に合うだろう所まで来て自転車を停める。
「ほれ、そろそろ降りた方がいいだろ。ここからは他の生徒とエンカウントしかねん」
「ええ、そうね」
彼女が荷台から軽やかに降りる。
その時広がった髪の匂いはシャンプーの香りだろうか。
だがこんな甘い花の香りのようなシャンプーは家にはなかったと思うが。
「じゃあ俺は先に行かせてもらうからな。一緒にいたらなんだかんだ邪推されかねん」
「それは確かにそうね」
「じゃあな」
「ええ」
彼女を置いて自転車を漕ぎ進める。
なんとなく気になって後ろを振り返る。
すると彼女が胸の辺りで小さく右手を振っていた。
俺は恥ずかしくて左手を軽く上げて応えるだけに留めた。
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