過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 5【ダンガンロンパ】
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希望ヶ峰学園文芸部
◆rI6W0eLi2sQw
[saga]
2013/12/24(火) 21:35:15.35 ID:x5U9a3Oh0
苗木「う、うん」
セレス「それはそれは、楽しそうな修羅場ですわね」
苗木「楽しくはない、と思うけど」
セレス「まあ、複雑そうで何より。そうですわね」
セレス「多分、その女性が好きだというのは嘘ですわね」
苗木「うーん……? そ、そんな人じゃないと思う」
苗木「その別の人も、その女の子がその人のことを好きだって言ってたし」
セレス「……ほう?」
セレス「その事情、すべて話していただかないと、どうもアドバイスしようがないようですが」
苗木「え、えっと」
苗木「ごめん、ちょっとそれは出来そうにないかんじかな……」
苗木「ただ、ボクはその女の子の……何を信じればいいのかな、と」
セレス「そんな女、信用できるわけがないでしょう」
苗木「う、うーん……その」
苗木「そういうもの、かな?」
苗木「でも……」
セレス「苗木くん、あなたは騙されていますわ」
苗木「え!? えっと」
苗木「その……」
苗木「そうかな」
苗木「少し、その……その女の子には、イライラさせられてて」
苗木「何考えているかわからなくて。全部ボクの為って言ってるけど」
苗木「何がしたいのか、何をしようとしてるのか、全然わからなくて」
セレス「ほっとけばいいじゃないですか」
セレス「短い付き合いですが、苗木くんがイライラさせられるほどの女性がロクなものじゃないのは確定的に明らかです」
苗木「そういう……訳にもいかなくて」
苗木「…………」
苗木「ダメだな、なんか……そんなんじゃないって信じたいのに、信じられないなんて」
苗木「このまま、壊れていくだけなのかな。ボクの中の彼女が」
セレス「酷い女性ですわね、その人は」
苗木「……だとしても、ボクはその人を助けたいんだ」
苗木「それだけは、確かなんだよ」
セレス「うふふ……そうやって男は騙されるのですわね?」
セレス「ちなみに、どなたなのですか?」
苗木「ボクの口からは言えないけど……セレスさんならきっとすぐにわかると思うよ」
苗木「ボク、そういうのわかりやすいみたいだし。あはは」
セレス「笑いが乾ききっていますわよ? シャンメリーでもいかが?」
苗木「いただくよ、せっかくだしね……」
セレス「その話、わたくしに話せるようになったら、真っ先に相談してくださいね?」
セレス「とても、興味深い話ですから……とても」
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