過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 5【ダンガンロンパ】
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72:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/12/20(金) 22:02:28.10 ID:wVodcDsj0

霧切「……ないって書いてるなら、ないんじゃない?」

朝日奈「え、霧切ちゃんはこのカルテを信じるの!?」

霧切「あまり、興味はないだけだから」

霧切「……他の人は?」

大神「大勢で来ても仕方ないから、我らが来た」

大神「皆は食堂にいるはずだ」

霧切「そう」

霧切「ごめんなさい。……迷惑かけたわ」

朝日奈「いいんだけど……何もないの? ホントに?」

霧切「…………」

霧切「大丈夫」

朝日奈「そ、そう?」

霧切「…………」

霧切「<絶望>ってなんだと思う?」

大神「<絶望>……」

朝日奈「<希望>の反対?」

江ノ島「…………」

霧切「じゃあ、<希望>って何?」

朝日奈「え、えっと」

霧切「ごめんなさい、よくわからないわよね」

霧切「……謝らないと」

(霧切は起き上がろうとするが、またふらりとベッドに突っ伏してしまう)

霧切「………っ!」

朝日奈「あ、ダメだよ無理しちゃ!」

江ノ島「アンタさ、まだ病人なんだしさ。もう少し休んでたら?」

霧切「……そうさせてもらうわ」

霧切「…………」

霧切「……もしも」

霧切「もしも、私が理由もなく人を助けようと思えるお人好しだったら」

霧切「助けられた<希望>があったかもしれない」

霧切「助けられるかもしれない。けど」

霧切「私には、理由がいる」

霧切「『仲間』を助けることにすら、理由がいる」

霧切「それを、恥じたことはないけど……そう在りたいと願っていたけど。だけど」

霧切「もどかしさを感じる自分も、いる」

朝日奈「霧切ちゃん?」

霧切「どうして私は、今ベッドで眠る羽目になっているのか」

霧切「私に何を望んでいるのか、……理由がわからない」

霧切「だから私には、助けられない」



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