443:1[saga]
2014/04/08(火) 22:43:01.03 ID:AuKxKtRH0
「……大した威力だ……。
この百獣の王さえ寄せ付けないとは……」
カンナは、苦々しく表情を歪める。
(……だがな……魔獣だけが切り札と思うなよ!!)
しかし、まだカンナは諦めていない。
連射する魔力の弓矢が、魔獣の胴体を貫いていく。
百体の魔獣を繋ぎ合わせた、規格外の怪物さえ寄せ付けない。
「……これで止めよ!!」
最後の一投が放たれた。
ズドンと、魔獣の胴に紫の光が突き刺さった。
――オォォォォ……
怪物のうめき声が上がると同時に、バン、と特大の魔獣と大量の触手ががひび割れていく。
バリン、と魔獣の体が砕け散った。
同時に、大量のグリーフシードが、雨の如く降り注いだ。
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