過去ログ - ほむら「悪魔は手段を択ばない」
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450:1[saga]
2014/04/08(火) 22:48:37.07 ID:AuKxKtRH0

「そうなれば、多少は被弾するけれど、致命傷になる程、魔弾を受ける事だけは避けられるのよ……。
 自身の魔法を、良く理解してる様だけど……私の方が一枚上手だった様ね」

 そう言い放ちながら、ほむらは拳銃を構えた。そして、銃口をカンナの眉間に押し付ける。

「……殺せ。こうなった以上、生き恥を晒す気は無い……」

 カンナはそう言い付けた。逃げる気も、命乞いする気も無い。
 観念した様に、微動だにしない。

「……そう」

 そして、ほむらは何の迷いも無く、拳銃のトリガーを引いた。

 カチン。

 拳銃から、弾丸が飛び出す事は無かった。

「……何の真似だ」

 カンナは、ほむらに問う。

「死ねばゼロ。ただし、生きているなら、駒にはなる。
 貴女のその力は、大いに役に立つわ。だからこそ、利用させて貰うわよ……聖カンナ」

 ほむらはそう言った。




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