過去ログ - ほむら「悪魔は手段を択ばない」
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463:1[saga]
2014/04/17(木) 23:57:34.21 ID:b3EhonDw0

 そして、まどかの眉間に銃口を向けたのだ。

「……」

 張りつめた空気の中、マミは動く事も出来ないまま、二人のやり取りを見つめ続けるしかなかった。
 これは、私達の話だから。そう訴えてると感じられる位、ほむらとまどかの狭間は緊迫していた。

(止めなきゃいけない……。だけど……どうして動けないの!?)

 物言わぬ二人の威圧は、マミの体を硬直させていた。

「……ほむらちゃんは……私を撃てないよ。
 私は……ほむらちゃんを信じてるから!!」

 まどか視線は、ほむらの瞳を真っ直ぐに射ぬく。

「……本当にそう思ってる?」

 また、それはほむらも同じだった。
 二人の譲れない想いが交錯する。

「……仕方ないわね」

 そう呟くと、ほむらは拳銃のトリガーにかかる人差し指に、力を込めた。




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