500:1[saga]
2014/04/22(火) 23:32:09.34 ID:DxojU6DJ0
同日、東京。
この国で最も人口の密集した都市。故に、人の呪いの象徴、魔獣の出現率は高い。
ほむら達は、見滝原から離れた後、順番に東京まで流れてきた。
魔法少女不在の縄張りで、深夜の魔獣退治。
ただ、今宵の魔獣は、何かが違っていた。
――キャハハハ……
魔獣は笑っていた。
風貌も、今まで見てきた魔獣と明らかに違う。
今までの魔獣は、厳つく男性的な形だったのに対し、この魔獣は丸っこく女性的な形。尚且つ、気味の悪さの中に、妖艶な雰囲気を醸し出す。そんな、風貌だった。
「何やねん……この魔獣は」
すずかは、笑う魔獣に戦慄を覚えた。
(……なんだこれ!?)
沙々も、その不気味さに怖気づいていた。
「……」
あすみは、無言で魔獣を睨むが。
「……貴女達は下がってなさい」
ほむらは、そう言い放って戦陣に躍り出た。
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